ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

社会の縮図のよう

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10月下旬。日本選手権の開幕前に1学年上の津野祐貴監督からクラブハウスに呼び出された。「お前と俺との関係性だからはっきり言わせてもらう。今年で引退してもらう」。2010年の入社以来、共に汗を流してきた指揮官は、守安の投球にかつての力がないことを見抜いていた。「ずっと一緒にやってきた監督に言われら仕方がない」。右腕はその場で受け入れた。

これきついな……どちらも辛かっただろうな。辛い、と言ったら大袈裟かもしれないけど、津野さんの言葉通り、だからこそそう言えたんだろうけども。

今季の前半は好調だった。19年から務めたコーチ兼任を外れ、4月の公式戦では優勝に貢献。だが、7月の都市対抗大会後、新型コロナウイルスに感染した。状態を上げようともがいたが、最後の大舞台になるはずだった日本選手権はベンチからも外れた。

「もう一人」がバリバリ投げてるのに何故?と思っていたけど、そういうことだったのね。
今の今まで活躍を見続けていた者としては寂しいけれど、かつてのように守安君一人に頼らずとも大丈夫なチームになった、と言えるってことだよな。それはそれで、喜ぶべきことなのかもしれない。その間にチームは色々と変わったけれども。
ともあれ、お疲れ様でした。

現役引退を決意し、14日にあった最後の試合でも当然のように9回119球で勝利を飾り、仲間の手で宙を舞った。

最後の最後まで「まだ全然やれるじゃん」を成績で証明してしまうのが本当ににくい……のだが。

守安は立ち上がりに3点を失ったが、中盤から直球が走り出し、8三振を奪った。九回、味方の押し出し四球によるサヨナラ勝ちで公式戦通算62勝目を挙げた。

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何でそんなギリギリの試合してんの?(爆)ある意味、このチームらしいっちゃらしいけども(爆)