ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10年ぐらい前の記憶

今ゲンダイでやってる神の連載地味にすき。謎にユーモアが溢れているのは神の人徳(大分矛盾した言葉)のおかげか。見かけたら読んでる。
ロッテ時代の昔話から、最近は社会人の指導者編の話に移ったような感じなのだけど。
www.nikkan-gendai.com

 就任した13年、セガサミー都市対抗、日本選手権と社会人野球の2大大会に出場。ともに初戦敗退に終わり、05年の創部以来、最高成績は都市対抗2回戦だったとはいえ、なぜ監督を交代する必要があるのか疑問だった。

 実はこの年の都市対抗の1回戦で、私が3年前までコーチを務めていた新日鉄住金かずさマジックに0-2で敗退したことで、セガサミー幹部が「クラブチームに負けるなんて」と監督交代を決断したという。だが、かずさマジックはクラブチームではなく、企業のチーム。大きな勘違いだったのだ。

このくだりどこからツッコんだらいいんだ(爆)
まず、この辺の時代の1回戦はおそらく観に行っていたはずだと思って、過去のレポを漁ったのですが、
bladecatcher.hatenadiary.jp
案の定、試合の話をしていませんでした(爆)試合に全然関係ないところで満足して終わったやつだこれ!まぁ都市対抗ってあんまりガチで試合のことを話したり分析したりする気基本ないから……お祭りに行っているような感じだから…
というわけで現地民の過去の記憶は全く役に立ちませんでしたので、公式のスコアを見る。
archive.jaba.or.jp
当時かずさがかなり頑張ってた感あるけど、この2投手を擁していて負けたのなら、セガサミーのフロントがテンパるのもまぁわからなくない。打てないセガサミーセガサミーではないもの。
なんて過去を知ると、8年も先の未来とはいえこの試合ってある種の意趣返しなのではと思ってしまう。
いやー、やっぱり長く1つのものを追っていると、こういうところでニヤニヤできて楽しいなぁ。


しかしよくわからないのが、何故にかずさをクラブチームと勘違いしたのだろう、と。
Wikipediaの言葉を引用すると、

その後、鉄鋼不況の影響から新日本製鐵がスポーツ支援体制の見直しを進める中で、当チームは2003年から本社が企業チームとして直接運営する形から、複数の地元企業や団体などと共に地域に密着したクラブチーム型の運営方針に変更することとなり、広域複合企業チームの『市民球団「KAZUSA MAGIC」』として再出発した。その後、同年5月22日にチーム名を『かずさマジック』に改称した。

で、広域複合企業チームは企業扱いになるので、運営のケースはクラブっぽい、でも「企業チーム」のはずなんだよ。
私の勉強不足かもしれないけど、JR北海道やかつての三菱重工横浜みたいに、運営は企業チームなんだけど登録をクラブチームにしていたという話も聞いたことがないので、これはガチのマジの勘違いというか………日本選手権やその予選に出てる時点で「クラブチームではない」って気づくと思うんだけどなぁ普通。*1

*1:クラブチームは、全日本クラブ選手権で優勝しない限り日本選手権には出れないので。で、企業チームは(当たり前だけど)全日本クラブ選手権本戦やその予選には出れないし。