ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

8/12 プロアマ交流戦 東海大学vs読売ジャイアンツ三軍【オープン戦】

こんな暑い日に外で野球するなんておかしいし、それを観に行く私もおかしいし、通りがかりにジャイアンツ球場に通い詰めていると思われる女子たちの「今日は日差しは強いけど普段に比べたら暑くない」という会話が聞こえておかしいと思った、3連休の最終日です。


スタメンはこちら。

<先攻・東海大学
1(遊)大塚
2(中)大前
3(二)田中一
4(右)植本
5(左)加門
6(一)大松
7(指)内藤
8(捕)柳
9(三)湯浅
(投)諸隈
<後攻・読売ジャイアンツ
1(中)鈴木大
2(二)北村
3(左)相澤
4(指)亀田
5(一)岡本大
6(右)大城元
7(捕)大津
8(遊)宇都宮
9(三)田上
(投)千葉



今日の巨人のメンツは全員背番号3桁の、まごうことなき三軍チームです。どうやら今日はナイターで二軍戦があるようで、だったら二軍の選手は来ませんよねウン。
東海大の面々は大体わかる……けど、加門君と湯浅君の名前は初めて見たな。今年の春季リーグ戦のガイドブックによると、両者とも1年生の選手であるらしい。この先リーグ戦でお見かけするかもしれないね。


というわけで、巨人の先発は千葉選手。


ご覧の通り左腕の選手。球速は142~3ぐらい。左ピッチャーにしては速めなほうだろうか。
しかし先頭の大塚君に右中間へのツーベースで出塁を許すと、大前君は打ち取るものの、田中君の打席で暴投。で、田中君・植本君と連続でフルカウントからフォアボールを出した後、加門君の打席でまたも暴投。東海大は楽に1点をゲットします。
…暴投とは書いたものの、この暴投はあらぬ方向にボールが行っちゃったとかそういうのではなく、ワンバンになりそうな難しい球をキャッチャーが何とか止めたものの、当のキャッチャーがそのボールを見失ってしまい、その隙に次の塁を陥れられたというものです。2回ともそうです。しかも見失ったボールはいずれもキャッチャー自身の割とすぐ近くにあったというね………悪天候とか、スゲー寒いとかスゲー暑いって時にこういうプレー見せられるとキレ散らかしたい気分になるのは何故なんですかね(割と素の感想)
しかし東海大の1点はこれのみ。後続は千葉選手が何とか踏ん張って抑えた感じ。
で、この千葉選手は5回を投げ切って降板したのですが、立ち上がりは色々イマイチだったものの、それ以降は完全に立ち直りまして、2回以降は被安打1の1四球を与えたのみ、東海大打線に二塁を踏ませないピッチングでした。あれ、割と良い感じなのでは?良いと思うけど、でも上で投げるにはパンチが弱いかなぁ、などと考えながら巨人公式の選手名鑑を見たところ、ルーキーであることが判明。あ、じゃあ現時点ではようやっとるの評価で全然大丈夫かな。まだまだこれからっすな。
一方、東海大の先発・諸隈君。毎季見ているので今更喋ることが思いつかない(爆)


立ち上がりは一・二番の打者に粘られたり、フォアボールを出したりしたものの、亀田大先輩(無駄に誇張した表現)をしっかり打ち取り無失点。三振もそこそこ奪いつつ巨人打線を抑えていっていましたが、5回裏にピンチがやってきます。
この回は1アウトから、宇都宮選手がヒットで出塁。暴投と田上選手の犠牲フライで進塁し、2アウトながら三塁の場面で、迎えるは鈴木大和選手。この選手は第1打席は粘りつつも見逃し三振に打ち取られ、第2打席はやはり粘りつつ、諸隈君からヒットを放っている選手。今日の諸隈君には割と合ってる感じのバッターだったのではないかと思いましたが、サードゴロに打ち取り、ここは諸隈君の勝ち。


諸隈君も5回を投げ切って降板しましたので、6回以降は両チームとも継投モードに入っていきます。
どちらのチームの投手陣も良かったですが、一番印象に残ったのは、6回表に登板した巨人の笠島選手ですね。高卒4年目の選手かな。


スリークォーターみたいなフォーム。球速は146~7ぐらい。1度149とか出てたかな。かなりダイナミックな感じのある投球フォームです。
で、ストレートはスピードだけでなく、なかなか威力もありそうな感じでしたが、これに落差15~20ぐらいの変化球も混ぜてくる。さらにこの変化球の精度が非常に良くて、どのぐらいかというと、
・6回の東海大打線は三者三振
・うち2つが見逃し三振
というところからお察しください。
1イニングしか登板しなかったけど、それがもったいないというか、もっと見たい選手だと思いました。巨人の三軍の投手コーチ誰?(ググる)うーん、三澤と野上か…(すごい微妙な表情をする)ちゃんと上に、良い投手がいるって報告しといてくれよなー。


…とか何とか考えながら見てたら、9回の表裏も終わってしまいました。そうです、この試合はスミ1。そしてその決勝点は、1回表のあの暴投の1点なのです…
確かに両チームとも投手は非常に良かったのだけど………いや、乱打戦になって無駄に試合が長引かずに済んで助かった、と解釈するか(爆)夜の二軍戦に向けて、球場のスケジュールもちょっと押し気味だったっぽいし。
というわけで、1‐0で東海大学が勝利しました。

試合後、巨人の皆様は対戦相手の東海大にご挨拶をしていました。アマチュアでやるような、互いに整列してではなく、ベンチの前に並んで挨拶するような形だったけども。
あと、一塁スタンドのファンの皆様にもご挨拶していました。

<本日の投手リレー>
東海大学:諸隈(5回)‐小口(2回)‐田村(2回)
読売ジャイアンツ:千葉(5回)‐笠島(1回)‐小沼(1回)‐戸田(2回)


  • あと印象に残ったことつらつら

両チームともゲッツーの捕り方が美しかった。
巨人は3回表に田中君を5→4→3のゲッツーにしていたけど、サードの田上選手の捕球の仕方が上手だったな。打球結構早かった気がするし、逆シングルだったような…(暑さで記憶喪失)
東海大は、8回裏に1アウト一塁の場面から北村選手を4→6→3のゲッツーに仕留める。これも当たり自体は悪くなく、セカンドの田中君が飛び込みながら捕るような感じになった打球。これを素手バックトスで遊撃手にボールを回していたのはお見事でした。
それから、えーと……そうだ、巨人の4番手・戸田選手は去年も見たなぁ。
bladecatcher.hatenadiary.jp
そうそう、牽制でアウトを取っていたのが非常に印象的でした。で、今年も牽制でアウトを取っていました。
2イニング目の9回表に植本君にツーベースでの出塁を許したのですが、続く途中出場の木田君をショートゴロに打ち取り、三塁フォースアウトにして、1アウト一塁となったところで、一塁に生き残った木田君を牽制で仕留めたのでした。フツーに牽制が上手な選手なのかな。ちなみに後続の大松君のことはピッチャーライナーに仕留めており、何かと貫録を感じるイニングでありました。
…正直、この戸田選手が今日結構印象に残ったのは、今日の内容が良かったのもあるけど、私の近くにいたジャイアンツ女子(仮)が「何で戸田が2イニングも投げてるんだ」みたいな感じで憤っていたためです…(爆)
近くでご友人とお話していたらしいのが結構聞こえたのですが、どうやら投手に別の推しがいたようで、今ブルペンに誰がいる、みたいなことをよく喋っていました。
いや、なんか、ちょっと気持ちわかっちゃってさ(爆)推しの雄姿を1秒でも長く見るためにさ、今日のような暑い日も、寒い日も、足繁く球場に通っているのにさ、何で今日出るのそいつなんだよそうじゃねえだろ、みたいな気持ちになるのはプロ野球選手の追っかけをした女子なら誰でも経験する感情なんじゃないですかね……私もあったもの。私の推しは、野手であることが多かったけど。
え、今ですか?今は……特定のこの選手個人が好き、ってのはあんまりないからなぁ。強いて言えば、よく見ている大学のリーグ出身の選手は、出ていれば気にするけど、出ていなければ、そうかー今日は出番なしかーまた機会があれば見に来るかー で終わり。誰が出た・出ないで大きく感情が動くことはなくなりつつあるな。もう、あそこまで一挙手一投足に夢中になる選手にはもう出会えないのではないかという気持ちもあるけども。
こういう感情の積み重ねを経て、人は悟りと気づきを得て、成長すると思うのですよ(取り留めなくなってきたから無理にまとめる)

  • 本日の収穫

田村君が帽子飛ばす系男子だったとは、初めて知ったぜ。