ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

かの人の引退に思うこと

プロ野球選手として色々批判されてきた人だし、私も色々と思うところはありますが、かの人がいなければ、カレッジベースヒーローズとかいう面妖な雑誌が爆誕しなかったと考えると、私がこの雑誌をきっかけに大学野球にのめり込み、社会人野球にまで触手を伸ばし、十年以上もこの趣味に没頭して現在に至ると考えると、実は足を向けて寝てはいけない人な気がしてきました。
ある意味私の現在の趣味の世界へ誘うきっかけとなった人物の一人でもあるのかもしれません。彼を目当てに大学野球を見ようと思い立ったことは一度もないけれど。


カレッジベースヒーローズは、かの人が大学を卒業をしたのと同時に刊行されなくなりました。雑誌の始まりは、私の記憶違いでなければかの人の大学入学と同時だったはずです。
そう考えると、間違いなく大学野球ではスターだった選手なのでしょう。野球選手として素晴らしい大学生は沢山見てきたけど、ああいう感じの選手は10年以上経ても現れていないような気がします。私が気付いていないだけでいたのかもしれませんが、多分話題性で及んでいないでしょう。


スポーツにスター選手は要らない。素晴らしい選手が集っていればスポーツは面白くなる、と思っていたけど、やっぱりスター選手というのは必要な存在なんだろうか。私の語彙力では、その必要性をうまく表現できないけれど。
とにかく、この先カレッジベースヒーローズみたいな雑誌は誕生しないだろう。それに近しいものは、未来ではSNSを通じて誕生するかもしれないけど、あの雑誌を読んだ衝撃は、もう二度と来ない気がする。