ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

2/25 三菱重工Eastvs日本体育大学【オープン戦】【リモート観戦】

そろそろ野球観戦を始めようと思うので、中継を見ながらリハビリしようと思います。
最近プロレスの話ばかりしているのでアレですが、一応うち野球ブログのつもりなんで…


スタメンはこちら。

<先攻・三菱重工East>
1(指)菅
2(二)矢野
3(右)汐月
4(左)小柳
5(遊)江越啓
6(三)久木田
7(中)武田
8(一)二橋
9(捕)対馬
(投)池内
<後攻・日本体育大学
1(遊)松浦
2(中)本間
3(二)中島優
4(三)南
5(一)重宮
6(指)上田
7(右)黒川
8(捕)櫻井
9(左)古滝
(投)八田

日体大のスタメンは、昨年のリーグ戦でよく見たメンツが多いですね。初めて見るのは上田君かな。新2年生のようです。黒川君は見たことあるような、ないようなですが、こちらも新2年生です。
で、日体大の先発は八田君。その立ち上がりですが、先頭の菅君にフォアボールを与えると、矢野君にヒットで続かれ、ノーアウト一二塁。初っ端ですが、コントロールが全然というわけではなかったと思うけど、この辺ボール先行しがちでしたね。そんで汐月君に上手なバントを決められて、1アウト二三塁。ここで小柳君にレフトへのヒットを打たれ、これでランナーが一人生還。三菱重工Eastが先制します。あっ、小柳君は日体大のOBだったんですね。自分が首都を見始める前の時代のOB勢にはあんま詳しくないからしょうがないね。今や社会人野球界でも指折りの打者ですね。
そしてこの辺でちょっと中継が乱れて見れなかったのですが、この後江越君の犠牲フライで三菱重工Eastがもう1点を追加しました。
しかし八田君がイマイチだなーと感じたのは初回のみで、2回以降は立ち直り、らしいピッチングを披露。フォアボールを1個出しただけであとは完璧。八田君はイニング毎に自分で調整できるタイプのピッチャーらしいので、その辺ちゃんとできたと言えるのではないでしょうか。結果的に失点してるけど、感触としては悪くないんじゃないかな。オープン戦だし。
一方、三菱重工Eastの先発は池内君。國學院のご出身で2年目の選手かな。右のオーバーハンドのピッチャーですね。球速が出てなかったのであれですが(試合の後半ぐらいから球速表示されるようになりましたが)、かなりコントロールの良いピッチャーみたいで、まず松浦君を見逃し三振に仕留めます。この時アウトコースへ非常に良い球を放っていたのですが、松浦君が三振、それも見逃すことってほとんど記憶にないので、これを見た時は「おっ」と思いましたね。日体大の解説陣も外角へのコントロールの良さに唸る場面が結構ありました。
3回裏、1アウトから古滝君にヒットを許し、松浦君は内野フライに仕留めるも、本間君にノースリーからのヒット、さらに中島君にフォアボールで満塁のピンチ。しかし南君を初球センターフライに打ち取って、無事切り抜けました。でもこのセンターフライも結構遠くに飛ばされて、なんとか池内君の球の力のほうが勝ったのかなぁという感じの当たりでしたけども。
池内君がピンチだったのはこのぐらいかな。内容は勿論テンポもいいし、全体的に見ても非常に良い投球でした。次回、どこかの社会人の大会で再びお見かけすることを楽しみにしています。


八田君は3イニングを、池内君は4イニングを投げて降板します。
日体大の2番手は箱山君。「もう!?」って思ってしまったのはしょうがないね(リーグ戦の影響)
箱山君は今年もよさそうで1・2イニング目は順調。3イニング目にあたる6回表、矢野君にヒット・盗塁を許し、汐月君は空振り三振に仕留めますが、小柳君のショートゴロの際に遊撃手の悪送球があり、この間にランナーが生還し、三菱重工Eastが3点目をあげます。うーん、ゴロ自体は何てことはないゴロだったと思いますが、送球時に球が滑ったみたいに高く浮くような感じになって、悪送球になってしまったように見えました。松浦君にしては珍しいミスかな(そもそもエラー自体あまりしない選手だけど)
しかし三菱重工Eastの6回の攻撃はこれのみ。エラーだったし、これも箱山君の自責点はゼロになるのかな。箱山君無傷伝説はまだ続くのやもしれん。
さらに7回表、この回から日体大のピッチャーは相馬君が登板しますが、武田にソロムランを許し、三菱重工Eastが4点目を追加します。


三菱重工Eastの投手陣ですが、5回からは畠中君が登板。サイドっぽい左ピッチャーですね。代わった初っ端に櫻井君にツーベースを打たれたぐらいで、あとは特に問題ないかなぁ。櫻井君は右バッターなのですが、上手にライト線に流したみたいなツーベースで、打った方を褒めるべき的な当たりだったし。
6回裏、1アウトランナーなしの場面で、三菱重工Eastは畠中君から引木君に交代。ニュアンス的には畠中君に似ている左ピッチャーって感じかな。畠中君の後を受けて、残りの2アウトもきっちり取りましたが、7回裏、1アウトから代打の門馬君がサードエラーで出塁。サードが交代したばっかりだったので、代わった人のところに飛んでいく法則ですね。門馬君の代走に中妻君が送られ、中妻君は二盗を決めて自分の役割を果たします。で、黒川君への代打・野田君は空振り三振に倒れますが、7回表からキャッチャーマスクを被っている山下君がセンターへ弾き返します。シングルヒットの当たりですが、俊足の中妻君が還ってくるには十分。というわけで、日体大が1点を返します。山下君は新3年生かな。櫻井君は新4年生だけどさ、あと去年のリーグ戦でよく出場していた髙橋君や田邊君もいてますから、日体大はなかなか正捕手争いが激しくなりそうですね。
さらに9回裏、三菱重工Eastのピッチャーは長島君で8回裏から登板して続投しています。で、この長島君から代打(か守備の途中出場かも)の井上君がヒットで出塁し、代走で出場した中妻君がファースト強襲の内野安打で続きます。で、伊東君はゲッツー崩れっぽいセカンドゴロで、1アウト一三塁。ここで代打に黒澤君が起用され、起用に応えるように右中間方向へ大きな当たりを放って、これでランナー二人が生還し、日体大が1点差に詰め寄ります。打った黒澤君は三塁まで進んだので、尚も同点の大チャンス。黒澤君は新3年生の選手ですが、昨年夏(のことだと思うんだけど多分)のフューチャーズリーグでも非常に調子が良かったそうで、詳しい結果はわかりませんでしたが、全試合で四番に座っていたようですので、相当打撃面で期待をされている選手なのだと思います。道理で。
日体大の代打攻勢はまだ続き、宮崎君はすないぽで一三塁。松浦君の当たりはショートゴロでしたが、ちょっと遊撃手が打球を弾く動作が見えたな。放送席によると、一塁ランナーがスタートを切っていたらしいので、その辺の動きが影響したのかもしれません。で、松浦君はショートゴロでアウトになりますが、この間に一塁ランナーは二塁へ進塁し、三塁ランナーは生還しましたので、日体大が土壇場で同点に追いつきました。
2アウトながらランナー二塁の場面なので、一打出ればという状況でしたが、本間君は初球ファーストゴロに倒れ、試合終了。
この試合は、4‐4の引き分けに終わりました。


三菱重工Eastは先制こそしたものの、八田君が2回以降調子を取り戻してからイマイチこう、日体大の投手陣を攻略しきれませんねという印象が強いような。それ以降の得点ってエラーとソロムランだけで、ヒットも打ててたけどたんぱつだもんなぁ。
日体大の投手陣も、去年リーグ戦でよく見たピッチャーたちでかなりガチめというのもあったと思いますが、皆割とコントロールが安定していてフォアボールも少なく、フォアボールを出しちゃってもすぐゲッツーで帳消しにできる力を見せていましたので、非常に修正力高いというか、良かったと思います。大学生の思うつぼになる社会人ってどうなんだというのはさておいてだ。
で、日体大の打線のほうですが、三菱重工Eastは色んなバリエーションのピッチャーを使ってきたので、対応が難しかったのかなと思うところが多かったかな。三菱重工Eastのピッチャーも皆フォアボール少なく、連打もほとんど許してなかったので、皆良かったと思います。去年三菱重工Eastはワタクシのミスによりあまりチェックできていないので、選手のことをあんま知らないというのも正直ありますが、池内君と畠中君と引木君と、皆2~4年目のピッチャーなんですよね。引木君が4年目で社会人としてのキャリアが一番長いけど高卒の選手なので、経験的には全然若いと思うのですが、そういうピッチャーがしっかり投げられるんだなぁというのが見れたので、投手の層の厚さを感じた次第でした。
最後長島君が打ち込まれていましたが、長島君の調子が云々というより、日体大の控えの層の底力を見たというか、そういう印象のほうが強いですね。長島君ってサイドでさ、首都にああいう変則タイプのピッチャーってほとんどいないので、逆にリーグ戦経験が豊富な選手のほうが対応が難しかったりするのかな?と思いました。上位打線のレギュラー組はイマイチ捉えられていなかったし。それだけ代打攻勢がよく効いていたというか、代打で出てきた選手のほうが上手く捉えられていたような気がします。
何よりさ、オープン戦とはいえ、こういう成功体験を選手たちができたというのが大きいと思います。オープン戦で社会人相手にこういう試合ができたのだから、リーグ戦でも、最後まで諦めなければ、一人一人が役割を果たせば試合をひっくり返せる可能性が全然ある、ということが今日の試合で身をもってわかったのですから。
日体大って、終盤にめちゃくちゃ強いというか、粘り勝ちする場面が多い気がするんですよね。選手一人ひとりの能力の高さもそうなんだろうけど、やっぱりこういう成功経験をどこかでしているからかもしれないね。成功するイメージって、成功経験がなければ絶対に描くことができないわけですから。成功経験なしに成功のイメージを描けるクッソポジティブなメンタルの持ち主なんてそういないよ…

<本日の投手リレー>
三菱重工East:池内(4回)‐畠中(1回・1/3)‐引木(1回・2/3)‐長島(2回)
日本体育大学:八田(3回)‐箱山優(3回)‐相馬(3回)


  • 今日の放送席に一級フラグ建築士がいました

…年に何回かそういう日もあるよね。しょうがないね。いや聞いてて面白かったけどもw

  • 年季の違い

大学生視点だと、社会人の野球はレベルが高いというか、全然違うというか、そう感じることが多いみたいですね。自分が大学生の頃に何考えていたなんて、遥か昔のことですっかり忘れてしまったので放送席のトークで現役大学生の感覚的なお話が聞けるのは色々貴重だなぁと思います。
その中で1つ挙がっていたのは、社会人のリードは内角をよく、上手く使っているという点でした。
まぁ社会人というのもあるんだろうけど……今日の三菱重工Eastのキャッチャーはスタメンが対馬君、途中から平野君が入っていたようですが、二人とももう10年目の選手なのよね…
この二人については単純に社会人だから以前に、人生経験の多さが大学生とはダンチだと思うんだ、うん。キャッチャーのリードなんて、お勉強すればちょちょいとできるもんじゃないし…

  • 思わずフフッてなる

この試合のスコアを記入するのに、去年のグランドスラムと首都のガイドブックを大いに参考にしました。日体大の選手でどうしても見つけられなかった選手は公式を参考にしたけどさ。300人近くいる名簿の中から1人を見つけ出すの大変なんやぞ…!(ド近眼)
で、山下君のお名前を見て、思わずフフッてなってしまったのですね。
山下君の下のお名前って、航汰っていうんですよ。
……うん、そう、今日の相手チームに漢字も一緒の同姓同名さんがいてね、思わず笑ってしまいました。