ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/8 第77回JABA東京スポニチ大会 ジェイプロジェクトvsJR西日本【公式戦】

常日頃ジェイプロジェクトにお金を落としたいと思っているのですが、居酒屋って1人で行っていいものなんでしょうか。大抵の一人〇〇はこなせますが、居酒屋は苦手というか……ああいうお店って一人で入っていいのかなぁって。カウンター席があるのは知ってるけど、ああいう酒の場って空気感がよくわからないし、そもそもあんまり酒飲めないし…
というので数年ぐらい悩んでいます。一人居酒屋の攻略法みたいなサイトも見ましたが、あんなん店によりけりやんけ。何なら地方によりけりもあると思うぞワイは(ぼそり


スタメンはこちら。

<先攻・ジェイプロジェクト>
1(中)住
2(二)片岡
3(左)橋本恭
4(一)橋本太
5(指)田村
6(三)岡田
7(遊)木内
8(捕)松坂
9(右)鈴木
(投)保坂
<後攻・JR西日本
1(指)春原
2(左)戸田
3(遊)野邊
4(一)田村
5(中)大倉
6(三)土居
7(二)植本
8(捕)安田
9(右)奥野
(投)辰己

ジェイプロジェクトの先発・保坂君。昔からよく見ている気がしますが、長いねぇ。
その立ち上がりですが、2アウトから野邊君の打ち上げたフライを三塁手が落球(と一球速報のスコアには書いてあったけど、位置的にショートかと思っていました…)で、一気に二塁まで進塁。ちょっと上空の数が強そうだったので、思いのほかボールが流されちゃったのかもしれないですね。で、ここで田村君が左中間へのツーベースを放ち、これでランナーが1人還ってJR西日本が先制。大倉君はフォアボールで一二塁。そして土居君がヒットを放ち、これで二塁ランナーが一気に生還して、JR西日本がもう1点を追加します。
ジェイプロジェクトはちょっと出鼻を挫かれた感ありましたが、3回表に先頭の松坂君がヒットで出塁すると、鈴木君バント、そして住君が右中間へのツーベースを放ち、これがタイムリーとなって1点を返します。

さらに4回表、先頭の橋本太郎君(全然関係ないけど同姓同名のプロ野球選手が昔ベイスにいてましたね…)が、所謂ショートとセンターの間ら辺に落ちる系の微妙なヒットで二塁まで進塁。田村君のバントで1アウト三塁とすると、木内君がツーベースを放って、ジェイプロジェクトが2点目を返します。

さらに松坂君のヒットで二塁ランナーが一気に生還し、ジェイプロジェクトが同点に追いつきます。

ジェイプロジェクトが地味に粘り強いのはよく知っていますが、やりますねぇ!
JR西日本の先発・辰己君はここでKO。実は辰己君は、先日レポした鷺宮戦と、その翌日のHonda戦と、そして今日と3連投だったんですね……JR西日本の投手事情は苦しいのだろうか。そういえば今回、石黒君のお名前を一度も見ていないなぁ。
で、代わって登板したのは向井君。


私の語彙力ではうまく表現できないのですが、こういう感じのサイドスローがとても好きです。多分、私が敬愛して止まないピッチャーのことを彷彿とさせるからだと思います。変則フォーム好きを自称しているくせに、時々右のサイドスローに対して反応が微妙だったりするのは、多分そのせい。左は何でも反応する(爆)
向井君は最初に迎えた鈴木君にツーベースを打たれ、二三塁のピンチになりましたが、その後の住君のことはしっかり抑えられたのでヨシ。


試合は振出しに戻りましたが、5回裏のこと。
この回は先頭の野邊君がヒットで出塁すると、田村君にはすないぽで一二塁。大倉君はバントを仕掛けますが、これはジェイプロジェクト側の好フィールディングがあり、三塁でフォースアウト。ランナーを進められず1アウト一二塁で状況変わらず。ここで土居君がレフトへのヒットを放ち、これでランナーが一人還ってJR西日本が勝ち越して、尚もランナー二三塁の場面。
……と、一球速報のスコア上ではなっていますが、この場面で結構ややこしいことになりましたので、自分の記憶の整理を兼ねて説明します。ちなみに、ランナーの動きばかり注目していて、ボールがどこにあったかは見れていなかったのでご承知おきください。
土居君がヒットを放った、これは別にいい。当たりとしては、ごく普通のレフト前へのヒットだったと思います。
この時、JR西日本の三塁コーチは止まれのジェスチャーをしていたと思うのですが、二塁ランナーの田村君は見逃したのか大きくオーバーラン。気づいて戻ろうとした時は既に一塁ランナーの大倉君が三塁に到達しており、戻れない状態に。ちなみにこの時、一応「前のランナーを追い越してはいない」ので、この時点でアウトは成立しない。
三本間で彷徨う羽目になった田村君は本塁へ突入。ジェイプロジェクト側は挟殺プレーに切り替えますが、この時のタッチを田村君が回避成功したらしく、そのまま本塁生還し、4点目となったわけでした。この時ジェイプロジェクト側は、審判に対し田村君がラインの内側を走ったのではないか的な仕草をしていましたが、審判は問題なしとの判断。で、これで色々やっている間に土居君は二塁まで進塁していたというのが、当時の状況でした。
ここで先発の保坂君は降板、森下君がリリーフ登板しますが、植本君にツーベースを打たれてしまい、2失点。ちなみにこの森下君は同朋大のご出身の新人さんですが、本気でどの辺の地区の大学かわからなかったので調べたところ、愛知大学野球連盟のチームみたいです。名城大とか愛知学院大とか、あの辺がいる連盟ですね。っていうか調べて知ったけど、今愛知学院大って2部なんですね……神宮で見かけたことがあるので、結構強いチームだと思ってましたが…
森下君はここで登板し、今度は馬明君が登板。馬明君もよく見かける気がしますが……安田君にヒットを打たれて一三塁となったところで暴投、JR西日本が楽に追加点をあげます。尚もランナー二塁の場面で、奥野君はライトへのヒットを放ちます。これで二塁ランナーは一気に生還を試みますが、これは外野から良い返球があり、ホームタッチアウトとなりました。
というわけで、JR西日本は5回裏に一気に4点を取り、大きく勝ち越しました。


先程書いたあのプレー、イレギュラーなプレーだからかもしれませんが、個人的には何だかモヤモヤしてしまいました。いやアレ線の内側だったやろとか、判定に対して不服なのではなくて、ああいう時にどうしたらよかったんだろう、という感じのモヤモヤです。
モヤモヤがあるフィルターを通して試合を観ていたからか、ジェイプロジェクトの選手たちもあれからモヤモヤしてしまったのでは?と見えてしまって、不平等な見方をしてしまっていたのですが。
あのプレーを境に、ジェイプロジェクトが意気消沈した……というわけではないのでしょうが、試合の前半にあった勢いが完全に失われてしまったような気がしました。
それから試合はやや一方的な感じになってしまい、JR西日本は6回に野邊君と土居君のタイムリーで2点を追加し、さらに7回裏には安田君のソロムランでダメ押し。
個人的によくわからなかったし別な意味でモヤモヤしたのは、ここまでずっと馬明君が投げ続けていたことです。8回まで投げ切ったものの、なんか晒し投げを見ているようでした。ピッチャーが全くいなかったわけではないようだったので、尚更そう感じてしまったというか。


なんか「あれどうしたらよかったんだろう」が多い試合だったな。そういうことがあっても、気持ちを切り替えて次に対応していかなきゃ、上には行けないってわかるんだけどさ。
というわけで、JR西日本が9‐3で勝利しました。

<本日の投手リレー>
ジェイプロジェクト:保坂(5回・1/3)‐森下(0/3回)‐馬明(2回・2/3)‐三木(1回)
JR西日本:辰己(3回・2/3)‐向井(1回)‐岡田(2回・1/3)‐大山(1回)‐齋藤(1回)


  • 努力した者が成功するとは限らない。 しかし、成功した者は必ず努力している

本日スタメンで、打点もあげた木内君ですが、こんな記事がありましたので、紹介します。
www.sponichi.co.jp

 長い苦労の末、憧れの神宮に立った。昭和第一学園(東京)出身。1メートル63、66キロの小兵ながら俊足巧打を武器にする遊撃手。関甲新大学リーグの上武大に進学にするも、全国制覇経験のある名門でのベンチ入りは至難の業だった。


 リーグ戦ではスタンドから仲間のプレーを見守る日々。木内が4年となった21年6月には全日本大学野球選手権大会でベスト4。その日も木内は神宮のスタンドにいた。結局、ベンチ入りは一度だけ。不完全燃焼で大学野球を終えることになった。


 それでも最後まで「上でも野球をやりたい」と諦めなかった。晴れ舞台でプレーする日を夢見て4年間、猛練習に励んだ。「厳しい練習が僕の基礎づくりになった」と確かな手応えもあった。そんな努力家の取り組みを上武大・谷口英規監督は見逃さなかった。野球へ向き合う姿勢から将来性があると評価された「スタンド組」は、都市対抗出場経験のあるジェイプロジェクトへの加入が決まった。

上武大は、部員数がめちゃくちゃ多いです。今はどうかわかりませんが、スタンドのあの大人数を思い返すと、2~300人はいるんじゃないですかね……名門であることもそうですが、ライバルが多すぎて大変だと思います。
でも木内君のような選手を見ていると、努力はそういうものだなと考えさせられます。私は努力できないからさ、努力できること自体が本当にすごいことだと思うけどね。