ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/6 第77回JABA東京スポニチ大会 JR西日本vs鷺宮製作所【公式戦】

健気な子に幸あれ。


スタメンはこちら。

<先攻・JR西日本
1(左)春原
2(二)櫻井
3(中)大倉
4(一)田村
5(三)土居
6(遊)野邊
7(右)戸田
8(指)黒野
9(捕)安田
(投)花村
<後攻・鷺宮製作所
1(指)土谷
2(中)竹原
3(左)茶谷
4(一)橋本
5(右)野村
6(三)米田
7(遊)小川
8(二)木代
9(捕)弓削田
(投)渡邊純

花村君は昨年の岡山大会ぶり。
bladecatcher.hatenadiary.jp
また見たい選手だったので、ここで登板試合に当たれて嬉しい。

あ、すみません。念のためグローブのデザインをチェックして本人確認をですね…(爆)


が、今日の調子はイマイチだったかな。いや、調子が悪いという表現は、自分としてはちょっと違う気がする。良くもなかったのだろうけど。
自分が思うに、花村君はとんでもなく速い球だったり、キレッキレの変化球を持っているようなタイプではなくて、釣るような球を放り、惑わすというか、打者に引っ掛けさせるような、そういう投球が得意なタイプのピッチャーではないかと感じている。なんだけど、今日の鷺宮のバッターはそれになかなか釣られてくれず、球をよく見てたんだよな。ファールで何度もカットする必要もなく、見ていればボールカウントが4になるという、そういう場面が多かったです。まー5イニングちょいで6四球はちょっとねぇ。
でもね、花村君を今日は調子が悪かったです終わり、で済ませたくないのは、花村君って良い子なんだろうなぁってのがナンボか垣間見えたからなんです……あんまり悪く書きたくないんです…
花村君は3アウトを取ってベンチに戻る時、必ず野手全員が戻るのを待っているというか、出迎えているんです。こんな感じ。

野手に救われるような展開だった時、そういうことをするピッチャーはたまに見ます。でも毎回、何てことなく3アウト取った時もそういうことをしている選手は、私の記憶にはないです。
それともう1つ、花村君は結局6回途中で、1アウトランナー二塁の状態で降板しました。この後を受けたのは辰己君という新人のピッチャーです。


辰己君はこのピンチをパーフェクトに抑えたのですが、そんな辰己君を花村君は率先して迎えるんだよなぁ。勿論野手も。


パンフ情報によると、花村君は170cmで辰己君は182cmらしいんだけど、いや決してホントかなぁ?なんて思(ry
もうさ、誰に限らずさ、こういうシーンを目の前で見せられるとさ「こういう所作が何とか報われないものか…!」と思ってしまうんですよ。その選手が控えだったとしても、正直選手の能力はそんなにだったとしても、何らかの形で報われて、それに対し喜んでいる表情が見たいなぁと思うのですよ。そう思うところが、「この選手個人を応援したい」っていうきっかけになることが多いですね。野球選手として何か凄いとか、そういうのは正直二の次です。すごいなぁとは思うけど。


…なんか話が思いっきり逸れたな。
えーとですね、とにかくこの日の花村君はイマイチで、上に書いた通り5イニングで6四球、ヒットも3本打たれたんですが、問題はこれだけチャンスを貰っといて、1点も取れない鷺宮です…
一方、鷺宮の先発・渡邊君。高卒2年目のピッチピチの二十歳。



体格とか堂々たるマウンド捌きとか、ホントに二十歳なのかなぁと思ったけど、写真でじっくり表情を見たら、確かに二十歳でした。なかなか末恐ろしい系のピッチャーだと思います。
球速は最速140kmぐらいだったかな?JR西日本の打線は見逃し三振を連発していました。空振りならわかるんだけど、見逃しちゃうってことは、コントロールの精度も相当なんだろうか。だもんで4回まで完全なピッチングを展開していました。5回表にピッチャー強襲の当たりを食らったりしてピンチになりましたが、難なく凌いでいましたね。
チャンスは沢山あるのに得点に結びつかない鷺宮、チャンスすらなかなか作れないJR西日本という様相で、試合が進んでいました。
…こんな試合が、あんなことになるとは思いませんでした。


7回表、この回先頭の大倉君の当たりはファーストゴロ。鷺宮は投手連係でアウトを取りに行きますが、どうやら大倉君の足が勝ったらしくセーフに。私の位置からはほぼ同時ぐらいに見えたので、結構ギリギリな感じだったのではないかと思います。
このタイミングで渡邊君は降板、川畑君にスイッチします。根拠がなく申し訳ないのですが、私はこの時点で爆散の予感がしました。
川端君は田村君にヒットを許しまして、ランナー一二塁となります。ここで土居君が三塁線へのバントを敢行。川畑君は三塁に送球しますがセーフ。その間に他の塁も間に合いオールセーフで満塁。この辺は惜しくも何ともなく、バッターランナーをアウトにしようとする意図のようなゆったりした動きに見えましたので、そこから三塁に投げるとは思いませんでした……出塁した時の内野安打のアレからしても、大倉君は決して足の遅いランナーではないしな。
で、野邊君はレフト前へのタイムリーを放ち、JR西日本が1点をゲット。何気に試合の均衡を破る一打でありました。

ここで川畑君は降板。1アウトも取れませんでした。完全に「お前は何をしにここまで来たのだ?」ですね…
続いて渡部君が登板しますが、戸田君にタイムリーを許しもう1点。

黒野君は見逃し三振に仕留めますが、安田君にはフォアボールで押し出し。さらに春原君にもタイムリーを打たれてもう1点を献上し降板。まぁ、しょうがないよね。還しちゃったランナー、全部川畑君が出したやつだしね…
ここで登板した中島君がピッチャーゴロゲッツーに仕留め、JR西日本の猛攻と言うべきか、鷺宮のgdgdな守りと言うべきか、な7回表が終わりました。なんかこれで緊張の糸切れちゃって疲れたよもう(爆)
鷺宮は8回表からは佐々木君が登板しますが、これもまぁgdgdでして、大倉君ほあ、田村君ヒット、土居君バント、野邊君すないぽと満塁になってから、戸田君の犠牲フライで1失点。まぁ8回はこの犠牲フライだけで済んだので良しとしよう。
が、9回表も佐々木君が続投したわけですが、なんか色々あって(説明放棄)ノーアウト満塁にしてから大倉君に2点タイムリーを打たれました。ここで佐々木君は降板し、野口君が登場。もう野口君を出さなきゃいけないレベルでどうしようもないんだという判断が下ったのだと悟りました。その後、野口君は今日3安打してる田村君をゲッツー、土居君を空振り三振に仕留め、格の違いを見せつけました。


で、鷺宮の攻撃はと言いますと、辰己君のパーフェクトリリーフに手も足も出ず、かがみんにも抑えられます。

9回裏にさっさと試合終われという、17時半頃になっても全く点灯しないJABAおよび神宮球場くんからのプレッシャーを受けつつ、1アウト満塁のチャンスを作りますが、やはり1点も取れず試合終了。
というわけで、7‐0でJR西日本が勝利しました。またスコアボードを撮り忘れていました。
久しぶりの野球観戦でフワフワしてたんすね…

<本日の投手リレー>
JR西日本:花村(5回・1/3)‐辰己(1回・2/3)‐加賀美(2回)
鷺宮製作所:渡邊純(6回・0/3)‐川畑(0/3回)‐渡部翔(1/3回)‐中島(2/3回)‐佐々木(1回・0/3)‐野口(1回)


  • 偉大なる秦先輩の影響を感じる

5回表、鷺宮の先発の渡邊君はピッチャー返しを食らってしまったのですが、左の足に当たったのかな?歩けてはいましたが、やはり痛そうでした。
で、ピッチャー返しを放ったバッターが一塁に到達し、審判がセーフを宣告し、タイムをかけた直後ぐらいでしたでしょうか。っていうかまだ「タイム」って言ってる途中だったかもしれません。鷺宮ベンチからコールドスプレーを手に光の速さでマウンドに向かった選手がいました。背番号的に村上君でした。
何となく、この日の出来事を思い出しました。
bladecatcher.hatenadiary.jp
迅速なケアが大事だからね、そりゃあね。